10月12日 空気が冷たくて とても澄んだ朝でした。

いっぱい走り回った庭から アンクは空へと昇りました。
アンク 15歳
あともう少しぐらいは一緒にいられると思ってました。
ずーっと健康優良児だったのに、昨年の9月に突然の体調不良…
今思えば、その頃から私に少しずつ心の準備をさせてくれてたのかもしれません。
通院をしながら一喜一憂し、 一時は完全復活したんじゃないかと
それぐらい元気に過ごせていました。
15歳のお誕生日を迎え 喜んでいたのもつかの間・・・
急激に具合が悪くなって病院へ。
先月の血液検査と 2週間前に行ったエコーは問題なかったのに
短い期間に とても深刻な状況に陥っていました。
先生から 「覚悟して下さい」・・・ と辛い宣告
そこからの1週間は アンクにとっても私達にとっても 本当に辛い毎日でした。
もう何も食べられず、お水も飲めなくなりどんどん衰弱していきました。
自宅で皮下点滴をすることになり、痛い思いをさせちゃったり
一睡も出来ないまま 朝を迎えたり・・・
けれど かけがえのない大切な大切な1週間でもありました。
旅立つ前日の10月7日・・・
最期の1日は、この1週間で1番穏やかに過ごすことができました。
もうヨロヨロでまともに歩けない状態なのにもかかわらず
ニコと一緒に お散歩に行きたがりました。
抱っこして 家の周りを歩きました。
アンクは一生懸命 外の空気を吸っていました。
これが アンクとの最後のお散歩。
夜になり 日付が変わった頃、アンクの息が急に荒くなりました。
いよいよなんだな・・・と 思いました。
もう十分頑張ってきたアンクに これ以上頑張れとは言えなかった・・・
それでも 背中を撫でてあげると、スーっと 眠りに落ちたりして
もしかしたらまだ・・・って期待もしてしまいました。
でも・・・
10月8日 明け方4時39分、アンクの呼吸が止まりました。
- アンクは本当に頑張ったね、本当に偉かったね -

すっかり小さくなったアンクは今、 いい香りの花々に囲まれてます。
ご近所のお友達や アンクをずっと応援してくれた犬友達、
一緒に遊んだジャック飼いの友人達からも沢山のお花が届きました。

こちらは 18名の方々からのメッセージが添えられた 「アンクのお庭」
- みんなに思ってもらえて 幸せだね アンアン -
あの日、アンクに出会えたことに感謝
そこから私はいろんな方々に出会え、いろんな事を体験し
犬の洋服を作りはじめ、そして <風のマルシェ> が生まれました。
アンクが沢山のプレゼントを持ってきてくれました。

アンクへ
またね
心から ありがとう